庭と一体になった大屋根の住宅
●設計事例の所在地:
岐阜県岐阜市
●面積(坪):
55
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
岐阜市に建つ、夫婦2人と母のための住宅。
築100年を超える民家の立て替えとして計画された。
元々建っていた民家への敬意や近隣の古い町並みを考慮して、和風の建物とする事、法事用の8帖二間の和室などが要望として求められた。
北と南に大きく開けた山の風景を生かすために敷地全体におおらかな切妻の屋根を架け、大きな穴を開けた。
大きな穴からは鮮やかな緑が屋根を突き出し、穴の向こう側の山の風景が借景になっている。
おおらかな屋根が敷地外とのプライバシーを緩やかに包み込み、屋根の下に内部と外部が等価に展開される住宅を目指している。
切妻の屋根は内部にもそのまま勾配天井として現れ、天井の高い部分は吹き抜けとなったり、ダイナミックな体験を住宅の中にもたらしている。
左官業を営むクライアント自ら壁を漆喰に仕上、光の陰影や庭の緑の風景を映し込んでいる。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
元々建っていた民家への敬意や近隣の古い町並みを考慮して、和風の建物とする事、法事用の8帖二間の和室。
ガーデニングを楽しみたい。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
大屋根の建築として、周辺の環境と調和するようにデザインした。
大屋根によって、周辺とのプライバシーを柔らかく確保し、大きな穴を空ける事で庭の木々や周辺の山の風景を生き生きと感じられる住宅になった。
その他の画像: