垢田の家
●設計事例の所在地:
山口県下関市
●面積(坪):
205㎡
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
建物外観
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
この土地にあった築60年の納屋と母屋を、新たに2世帯住宅として建替えた作品です。
代々、脈々と大切に培われてきたこの土地での人との繋がり。
建物のカタチ・間取りは変わっても、『一番大切なものは変えない』。
人が気軽に立ち寄れ、談笑している姿が建物の『顔』になる。
「密集地である事」
そんな多くの人に愛される建物になるよう願い、計画しました。
先ず、計画するにあたり配慮しなければならなかった事は、敷地の立地条件でした。
隣接建物の『抜け』を発見し、建物に風景・採光・通風をどう取り込むか・・・。
何度か現地に足を運んでいると、スウッと心地良い風が時おり頬を撫でたり、
敷地いっぱい太陽の光で溢れている状態を感じたり、敷地の可能性は感じていました。
周辺敷との高低差や隣家との距離感・・・等々、土地の特性や環境要素を一つ一つ
「初日の出」
丁寧に読み解き、計画を進めました。
この建物は、2階に子世帯のリビングがあります。
敷地の『抜け』を読み取り、高低差を利用した結果、周辺建物を眼下における
最良のポジションを確保する事が出来ました。
周囲の屋根より一段高い2階からは、家々の瓦屋根越しに、遠く「火の山」
の稜線を眺める事が出来ます。気持ちのいいリビングです。
実はこのリビング・・・。東南東を向いてまして、お引き渡し後早々にこの建物の
『能力』の一端を体感される機会が訪れました。
リビングの真正面から登る『初日の出』真っ赤に染まる体。素敵な『Gift』となりました。
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