「古民家×再生」:住み継ぐ家

●設計事例の所在地: 
岡山県岡山市
●面積(坪): 
75坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

「古民家×再生」:築後95年の古民家再生
◇かなり傷んでいた古民家の再生です。
 (安易なリノベ-ションではなく)
◇土葺き瓦、シロアリ被害、老朽化・・・数々の課題を克服
◇伝統性を生かし、家族の思い出と家の歴史の継承
◇備前の古瓦を再利用し、「古瓦・枯山水庭園」を作庭

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・古いが、この家を残せないか
・老朽化、シロアリ被害に対処して欲しい
・これからの生活も、少し改善して欲しい

依頼者があなたに依頼した決め手: 

◇施主の「真の意向を理解」して取り組んだこと
◇「古きを生かし、新しきを馴染ませる」計画提案としたこと
(似非古民家にしないでこの民家の良さを引き出す)
◇様々な課題を解決し「思いのこもった再生」ができたこと

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

■建物を全部変えるのではなく、段階的な再生としました。
「①保存・再生部分②改修部分③増設部分」
◇①建物の老朽化への基本的な対応②設備への基本的な対応③快適な生活への基本的対応
 ④コストへの基本的対応⑤保存・再生への基本的な考え方と対処方法に理解をいただきました。
◇建物を残すだけでなく、”家を継承してゆくという家族の思い”が設計者と共有できたこと。

依頼者の声: 

■建物を全部変えるのではなく、
①保存・再生部分②改修部分③増設部分に分け、各所の連続的な設計としたことで「全体が違和感のない住み継ぐ家」となりました。
◇屋根の歪み、屋根の軽量化、耐震正確保、雨漏り改善、シロアリ対策等の「種々の課題克服ができ完成」にこぎつけました。
◇給排水、電気配線、通信環境等の設備インフラとキッチン・水回りのへの対応で「快適な生活」になりました。
◇備前で焼かれた”古瓦を再利用した「枯山水庭園”に日々、気持ちを新たか」にしています。
(以上、施主談)

その他の画像: 

「玄関」

「玄関」正面の明かり窓

「玄関」

「和室」保存部分

「増設部分」

「古瓦・枯山水」庭園
・”経てきた時間と生きた自然”とが醸し出す、一福の絵画のような景観です。
・”白砂青松”の瀬戸内海をイメ-ジした「枯山水庭園」
・かつて備前で焼かれた希少な古瓦を再利用しています。
・裏山を庭の景観として、借景に取り込みました。

「古瓦・枯山水庭園」
・種々の古瓦、サビ砂利、オカメ笹、前庭のスギゴケなどで、瀬戸内の海と島影、渦潮をイメ-ジして作庭しました。
・瀬戸内海の”潮の流れと凪の穏やかさ”を庭にデザインしています。

「軒先巴瓦」

「前庭から移植されたスギゴケと古瓦」

設計者

ユーザー フォレスト建築研究所 一級建築士事務所 小椋 祥司 の写真
オフライン
Last seen: 5時間 3分 前
登録日: 2017-10-26 10:36