傾斜地を活かした眺望と光の木の家

●設計事例の所在地: 
神奈川県横浜市
●面積(坪): 
32.6坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

傾斜地の高低差を利用して、ビルトイン駐車場を組み込んだ木の家。
眺望を活かして、造園を楽しむ庭を確保。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

限られた予算の中で、自由に設計できる敷地を探していました。
やっと見つけた敷地は高低差があり、変形敷地でした。
カーポートをどのように設けるか、変形敷地に対して
どのようにプランニングするか、自然素材の良さを活かした
木の家をつくりたい、と言った要望がありました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

木の家、自然素材の専門化として信頼があること
設計事例など豊富で、変形敷地への対応も可能であること
デザインを押し付けずに、住まい手の立場に立って提案してくれること
傾斜地と言うこともあり、災害、構造強度などに対して安心感があったこと
造成などに費用がかかることから、コスト管理が適正であること
ざっくばらんに何でも相談できそうな気軽さがあったこと

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

高低差のデータを正確の把握し、横浜市の条例や諸法規に適合させつつ
最適な地下駐車場の配置、擁壁を最小限にする工夫を行いました。
建築基準法上、駐車場が上の木造部分と一体的な構成になると
三層構造になり、RC造と木造の構造が混在した混構造扱いとなります。
そこで、構造的に縁を切り、工作物と2階建ての木の家という
シンプルな構成とし、構造計算や様々な規制をクリアしました。
2階には広めのオープンテラスを設けて、眼下の川、田畑、丘陵を眺めながら
アウトドアライフを楽しむ生活を提案しました。
畳の生活を望んでいましたので、1段高い4.5畳の和室を設け
椅子座のダイニングリビングとの連続性を高めて
一体的に使えるようにしました。
また、光と風が行き交う解放感を得ようということになり
リビングに吹き抜けを設けました。

依頼者の声: 

「高低差があり、変形した敷地に対して、最適な提案をしてもらったと思います。
当初は擁壁も大がかりになり、確認申請や予算的にまとまるかが心配でしたが
シンプルで、飽きの来ない、自然素材の木の家が出来たと満足しています」
奥様も、趣味である庭造りもできたと喜んでおられます。
また、ご主人も、工作が得意で、コストダウンも含めてアルミフェンスの
つくり方をスケッチ差し上げて、週末ごとにつくられて、ご夫妻の手作りが
景観にオリジナリティを作り出しています。

その他の画像: 

リビングに入ると南から、吹き抜けからの光が降り注ぐ

庭の緑や外の景色を楽しむダイニング

一段高い和室コーナーと一体となった開放感のあるリビング

奥さまが趣味の生花が飾られてた和室の床の間

吹き抜けを介して柔らかな光が入る二階寝室

廊下の手すりも無垢の木

設計者

ユーザー (株)木の家づくりネットワーク一級建築士事務所 山中文彦 の写真
オフライン
Last seen: 1年 5ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:12