西念寺庫裏
●設計事例の所在地:
滋賀県大津市
●面積(坪):
240㎡(73坪)
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
お寺の庫裏(住職さんが住む建物)です。
生活様式の変化に伴ない日本建築自体が減少し、1軒あたりの和室の部屋数も激減しています。この事が日本人特有の「侘び」、「寂び」、「粋」などという感性をも退化させている原因の1つとなっている現状において、地域に密着したお寺の庫裏という事もあり、地域のこれからの世代の人たちが日本建築(伝統文化)に触れられて、退化しつつある日本人特有の感性を少しでも取り戻すために役立てば・・という想いで設計しました。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
外壁には、日本建築の伝統文化である焼き杉(墨付きの焼きっぱなし)を使用しています。また、玄関や廊下を含めて和室の化粧木部は全て、柿渋、べんがら、わびすけ(椿の一種)といった伝統的な塗料を使って古色に仕上げ、壁は本漆喰塗りとなっています。
その他の画像:
プライベートスペースとなるリビング。
お寺の行事などを行うパブリックスペースは、和風となっていますが、プライベートなスペースは、生活様式に合せて洋室となっています。
プライベートスペースとなる2階個室。