家庭料理 一葉
●設計事例の所在地:
静岡市葵区
●面積(坪):
15坪
●建物の種類(大分類):
商業施設
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
1992年の作品。バブル崩壊によって世の中がゴージャスからノスタルジックに移行しようとしているまっただ中、大正ロマンの流れもまだ現れぬ中で、先駆的にまとめあげた作品。
今にしてみれば、あちらこちらで見ることのできる風景だが、当時は回顧にもかかわらず、斬新な作品として注目された。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
旧家にお住まいのクライアントだったので、本物を追求された。
当時は、インターネットも無く、骨董品等、全国を足で探してまわった。
その甲斐あって、非常に満足していただき、消費者にも公表を得た。
デザインとコーディネートの融合の重要性を学んだ仕事であった。
依頼者があなたに依頼した決め手:
キル・フェ・ボンを始め、私の作風には、共感を持っていただいていたとのこと。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
まず、フェイクはNGと感じた。しかしこの空間に古民家移築も無理がある。さらに当時は、現在のようにエイジングの手法も無い。ゆえにヨーロッパの国宝修復のような気持ちで臨んだ。
結果、ほぼ本物をまとめあげることができた。
今なら、技術的に簡単なことであろうと思うが、当時のその気持ちは、よい作品を残すためには非常に重要であったと、今にして思える。
依頼者の声:
開店から、すでに25年はすぎる。しかし未だに客層の質の良さは変わらず、かえって伸びている。
ずっと、感謝の言葉をいただいております。
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