フレンチレストラン エスキス
●設計事例の所在地:
東京都中央区銀座
●面積(坪):
80坪
●建物の種類(大分類):
商業施設
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
新宿トロワグロのシェフとして顧客の味覚をつかんだリオネル・ベカのシェフ・エグゼクティブとしてのミシュラン二つ星のフレンチレストラン。日本の文化に触れ、日本の食材に触れ、素材そのものを生かしたフレンチというブランニューなステージを築き上げたリオネルの想いは、「食とは、はかないもの。そのはかなさの中で、どこまで想いと感動を表現できるか」でした。ゆえに、空間創りにおいても、はかなさと感動、静と動を表現してみました。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
リオネルのイメージの中には、常にコペンハーゲンのノーマとスペインのエルブジがありました。天井が高く開放的、アースリーでコージーな空間。しかし、銀座でそれを求めたとき、物件自体に限界があります。この限られた空間で、むなしさと感動が表現できるのか!と、不安を口にしていました。
依頼者があなたに依頼した決め手:
リオネルの要望や不安に対して「できない」と言ったことは無い気がします。私の諦めない姿勢を買ってくれたのではないでしょうか。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
極力デザインを省き、極力障害物を省き、最小限のボリュームで最大限の効果を引き出すよう努力しました。
依頼者の声:
リオネルは「Thanks」とは言いますが、多くを語りません。顧客からは、トータルマッチングについて、賞賛をいただいています。それがリオネルの声なのだろうと思っています。
その他の画像:
フロント
アンティークとモダンの融合によって、懐かしさと期待感と安心感をもたらしています。
東側客席群
天井高を誇張するため、最小限の下がり天井と十分な間接照明を配置しています。
便所入り口
全体のイメージを完全に延長して、便所という概念をラグジュアリーという概念に置き換えました。
オリジナルバゲージラック
このクラスのレストランを利用する顧客の中型バッグをリサーチして設計しました。