Clinic NK
●設計事例の所在地:
愛知県愛西市
●面積(坪):
66坪
●建物の種類(大分類):
医療・福祉施設
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
対象敷地は、北側に4車線の幹線道路、南側に幅4mの生活道路に面した南北に長い形状で、幹線道路沿いの町並みに奥行きと抜けを与えています。
ここに審美矯正、小児歯科を専門とする歯科医院を新築する計画です。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
患者の立場として、歯科医院では実に様々な場所を転々とさせられると経験的に感じています。
例えば、受付→待合→歯磨きコーナー→治療室→レントゲン→治療室→待合→会計という具合です。
我々はそれらの行為そのものを建築の構造とするため、上述の各場を目的地化し、「→」を各目的地へ向かうための通路として計画をしました。
具体的には、敷地の方向性に沿わせるように、建築中央に平面的に長い通路を設定し、その両脇に目的地となる必要諸室を配置しています。
通路には、ヒューマンスケールから逸脱したホワイトアウトして行く天井面と、延長性を感じさせる扉のような通路端の処理を施し、全体が1日を通して光の状態が変化する感覚的外部空間として計画しました。
この建築中央に設けた自然光により変化する感覚的外部が各諸室とつながりを持つことで、プライバシーへの過度な配慮が閉塞感につながることを防いでいます。
その他の画像: