土間でサンマの焼ける家

●設計事例の所在地: 
東京都町田市玉川学園
●面積(坪): 
24坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

土間の玄関
玄関は田舎の農家の広い土間のようにしてつくり、框戸を介して中庭、食堂へ連続する。玄関先の多目的スペースとしてつかい、人を迎えたり、焼き魚を楽しんだり展示をしたりできる多機能マルチ空間です。
http://www.yumira.com/SpaceFiles/03work/01juutaku/01yamaza/yamazaki.html

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・ 都会に暮らしながら田舎にいるような家。
・ 仲間と宴会のできる場が欲しい。
・ 家の中で七輪でサンマを焼きたい。
・ 木をたくさんつかった家。
・ お風呂は広く。収納も広く。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

両側を隣家で挟まれた細長い敷地であるが,敷地の長さををいかして奥行きのある家づくりすることとした。
隣家の迫る外壁に開口を設けることをさけ、中心に中庭を配置して大きな開口を設けて日光と風の通り道をつくり、周辺からのプライバシーを確保しながら開放的な室内空間となるようにした。
寝室と収納部は2階に設けて1階は生活を楽しむ場としている。玄関は希望されていた農家の土間のようなスペースとしてつくり、ご主人の趣味の空間とした。外部アプローチー土間ー中庭ー食堂ー外の緑と連続して配置し、部屋の間は木製のガラス框戸で仕切るだけにし、ご主人の仲間が大勢集まる時は引戸を開け放って、広い会場ができるようにした。
月見ができるように坪庭のある浴室を設け、将来水風呂も別に置けるように広くした。
お孫さんやペットが土で汚れた時は外から浴室入れるようにしている。
竣工が建て主が庭に植えた2本のユリの木の成長が楽しみです。

その他の画像: 

外観
駐車スペースを通ってから奥行きを感じるようクランクして家の玄関に向かう。
外部玄関アプローチの木の框戸を開けると、土間の玄関に入る。通りからは植栽で中が直接見えないようにしています。

土間でサンマを焼く
七輪で炭をおこす。土間の三和土(タタキ)は固まるととても安定しています。

三和土の土間
土間は伝統的な三和土としました。専門の職人につくってもらいました。砂を敷き詰めて石灰を散布し粘土を転圧して本格的な土間とした。
粘土は瓦につかう地中の菌のない粘土

隣家に挟まれた地に都会の「田舎屋」をつくる。

食事室ー中庭ー土間玄関
各スペースの間は無垢材の木の框引き戸を設置して広いスペースとする。
中庭に面した大きな開口から一日中明るい光が入る。ガラスのはいった木の框戸で仕切っているので、各部屋が連続して広いスペースが出来ました。

中庭
家の中心に隣地の視線を遮った中庭をもうけることで開放感をつくる。
ここから光や風を十分に取入れる。
廃材の柱を利用した床
解体現場で発生した柱材を並べてデッキとしました。

隣家との間の衝立(塀)
木の格子に半透明のアクリルをはったスクリーン。
隣家の視線は遮りながら光を取入れる。鉢置きの花壇に利用している。

食堂
内装に木のムク材をつかう。木材はソリがでたり、節があったりしますが、湿気をコントロールするので体に優しい理想的材料です。
内の床には厚さ35mmの無垢のツガの足場板材を敷くことにしました。普段はあまり仕上材としては使わない材料です。ソリを心配していましたが問題ないようです。
壁の杉板は木場で見つけた節あり板材です。いずれもとても安価で施工できました。

浴室
広い浴室を設けました。
出入口の排水溝は既製のすのこを置いて、いつで新しいものとも交換できように考えました。
手前にスペースを残し将来水風呂を設置予定です。

土間の土壁
出来た直後からヒビ割れがありますが、とても味わいがあります。
土壁づくり
地元の土とワラを混ぜて2,3日寝かせて土づくりをした。

設計者

ユーザー 株式会社ユミラ建築設計室 弓良一雄 の写真
オフライン
Last seen: 5日 10時間 前
登録日: 2012-07-24 10:21