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●設計事例の所在地: 
埼玉県川越市
●面積(坪): 
97.09
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

龜屋栄泉 南亀楼(なんきろう)
伝統的建造物群保存地区内の路地に面する景観造り
  伝統的建造物群保存地区内の蔵造りの通りの一番街から東西方向へ伸びる路地先の寺院(長喜院)に通じる門前が計画地で、一番街からお寺までの奥行き40mの細長い敷地で、一番街から半分は、歴史的建造物指定を受けている。残り20mに計画された店舗併用住宅である。
 建物の配置は、この地区特有の一番街からの4間・4間・4間ルールにのっとる建物の分節化を行い屋並みの形成など、景観に配慮した計画である。また、対面(隣家)の半公共空間の中庭に呼応し軒下空間を開放する事で、細い路地の中で身体感覚的な拡がりに強弱を付け歩行者体験を付加させている。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

蔵造りの通りから長喜院に向かう路地の奥に新築された店舗併用住宅です。脇役になりがちな路地の魅力を理解し、個性を際立たせることに成功した建物です。路地に沿って設けた長い軒下空間や、分棟化した屋根の配置が、長喜院門前通り線のスケール感にうまくマッチし、歩行者や店舗を利用するお客さんに丁度良い心地よさを与えています。路地向かいの店舗の中庭とも呼応し、広場のような開放感のある路地として新しい魅力が創出されました。

その他の画像: 

設計者

ユーザー 守山登建築研究所 守山 登 の写真
オフライン
Last seen: 1年 4ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:09