稲村ヶ崎の住宅

●設計事例の所在地: 
鎌倉市
●面積(坪): 
103.38m2(31坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南側からの外観。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

敷地は自然豊かな保安林に囲まれており、西側の4M程度低い敷地に隣家がありました。クライアントさんは西側からの視線を遮りつつ、南からの採光を通り入れた平屋住宅を望まれました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

クライアントさんはなかなか土地が売買にでないエリアにて、家を建てることを希望されていました。よって、土地探しの段階からお手伝いを行いました。土地が販売にでた場合、不動産資料を確認し、良い条件の土地の場合は現地に敷地調査に同行しました。数年間の間、何度も敷地を見学等を行い、今回の土地に出会いご購入されました。土地をご購入されてからは、弊社に設計を依頼して頂けました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

自然豊かな環境の中でプライバシーを確保しつつ、平屋で伸びやかな開放感のある空間を望まれました。そこで西と北側にL型のレイアウトとして、建物と保安林に囲まれた中庭のような空間のある設計としました。軒を1軒(1.8m)取ることで、自然をダイレクトに感じることができる、半屋外空間を設けました。軒は夏の日差しを遮り、冬は直射日光を室内に取り入れます。

依頼者の声: 

空間のイメージはCGで素材を含めて確認していたので、イメージ通りの空間になりました。」
3DCGのウォークスルーをみて頂いていたので、空間のヴォリュームや繋がり、見え方もある程度把握されていたかと思います。軒による日差しのコントロールも説明していたのですが、「図面で説明された通りの日差しの入り方通りです。」と嬉しいお言葉を頂きました。

その他の画像: 

リビングの眺め、無垢の木材と植物オイルを使用した、心地よい空間となりました。

ダイニングから中庭の眺め。庭に面した大開口部が室内外を連続的につなげ、開放感のある空間となります。

古材も再生利用し、蔵戸を玄関戸にしたり、杉雨戸を収納の建具に使用したりしました。その他、雪見障子やトイレのドアも、古材を使用しました。色の違いも植物オイルを1回塗りすることで、統一感がうまれます。

キッチンの眺め。建具や床はクライアントさんがDIY塗装しました。コストダウンとセルフメンテナンスが可能になり、何より家に愛着がうまれます。

軒下空間の眺め。

玄関からの眺め。中庭、縁側、室内の連続的空間の眺め。

南西縁側からの眺め、夜景。

北東縁側からの眺め、夜景。

中庭の眺め、夜景。

外観夜景。

設計者

ユーザー H2DO一級建築士事務所 久保 和樹 の写真
オフライン
Last seen: 2ヶ月 4週 前
登録日: 2012-07-24 10:29