晶洞の家

●設計事例の所在地: 
岐阜県中津川市
●面積(坪): 
38.6
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南面ファサード。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

「2階建てとして、高い場所から風景をのぞみたい。」、「和室と連続するリビングをお願いしたい。」という2点をご希望されました。細かなところは大らかに委ねていただき確認をとりながら設計監理を行いました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

知り合いのご紹介でした。弊社が過去に手がけた住宅を共に見学し、ご希望やテイストなどの確認を行っていきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地は自然に囲まれた鉱物で有名な場所である。要求された事、特に2階建てとする事を望まれ単純に計画していくと、周囲に対して圧迫感を感じるボリュームとなる事が予想された。2つの屋根勾配を持つボリュームとする事で、アプローチはヒューマンスケールを保ち、落ち着きのある佇まいとなるよう配慮した。2つの屋根勾配で構成されたボリュームは敷地北側、東側の緑との関係を保ち、お互いを引き立てあうものとなるように、マテリアルやプロポーションを考慮した。南側に屋根勾配に合わせたフレームは居室やリビング等の庇やバルコニーとなり、明るく開放的で居心地の良い場となるよう計画した。また、コストをコンパクトにする事を考え、外部は杉板とガルバリウム鋼板小波板、内部はラーチ合板、オークフローリングの単純な構成とし、時間と共に深みを増す素材とした。また、外部木部や内部木部の塗装は施主と設計者によって行った。住宅に対して愛着を持つ事とセルフメンテナンスができるようにと考え行った。
内外の構成や素材の単純性と共に周囲の自然環境に連続的であるような住宅を目指した。
あたかも鉱物を成長させる晶洞の様に、この住宅が住まわれる家族と共にゆっくりと時間をかけて輝き、根付いていく事を願っている。

依頼者の声: 

「住み心地がとても良い」「かっこいい」とお声を頂いております。

その他の画像: 

上空より。

夜景。

アプローチ。

玄関アプローチ。

玄関地窓。

玄関。

和室。

リビング。

リビングからダイニングを見る。

フレーム内のバルコニー。

設計者

ユーザー 永冶建築研究所 永冶祐太 の写真
オフライン
Last seen: 1年 3ヶ月 前
登録日: 2019-04-19 11:15