独立した二世帯が集う家

●設計事例の所在地: 
東京都北区
●面積(坪): 
59.4坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

夕景 ご近所との交流の場 レッドシダーのベンチを設えた玄関ポーチ 上部には2世帯をつなげる外部空間

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

親子で隣同士で住んでいた老朽化した家を、耐震性のある2世帯住宅に建て替えたい。玄関だけを共有し、親世帯は日当りの良い3階、子世帯のLDKは2階。親世帯には宿泊もできる和室のリビングとお父様の彫金工房、子世帯には趣味のサックスが演奏できる防音室を計画し、各世帯がお互いの生活を尊重する住まいにしたい。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

3者によるコンペで、「要望の要点を的確に突いて、かつ建築家としての提案を巧くまとめていた点。
各部屋が効率的に配置されていること、家事の動線もきちんと考慮されており住みやすいという点」で評価して頂きました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

長年住まわれている場所であり、ご近所の方とゆっくり話すことが出来るようにベンチと小さい庭を設けた交流スペースを玄関脇に計画しました。ホームエレベーターを設けて、親世帯は3階のワンフロアで生活できるようにし、工房も同じ階に計画。子世帯は、2階にLDKと水廻り+ファミリークロゼット、1階に音楽室と寝室。各世帯が独立した生活を送りながら、外部吹抜けを通してお互いの気配が自然に伝わるような断面計画としました。

依頼者の声: 

お父様:「3階は日当たりが良いので、明るくて、暖かくて、いいですよ。暑すぎるかも?と心配しましたが、断熱がしっかりしているからか、暑すぎず快適です。」
お母様:「買い物の荷物があると、エレベーターで3階の自宅まで直行しますが、屋内階段でつながっているので声を掛けやすく、行き来もしやすい。息子家族と心理的に近くなりました。」

ご主人:「家づくりは、大変だったけど楽しかったです。」
奥様:「2階室内の天井から、軒天まで続く板(レッドシダー)張りがあることで、広さも感じられます。見積調整中建築家からのアドバイスで残すことにして良かったと思います。」

その他の画像: 

南西角からの外観 窯業系サイディング(白色)とガルバリウムサイディング(シルバー)を組み合わせた外壁。手前にガレージがあり、奥の板張りが共有の玄関ポーチ。

2世帯共有の玄関 奥にホームエレベーターと階段がある

2階LDK SE構法(木造金物工法)で大開口を実現。ベンチを作り付けて2世帯や大人数でも一緒に食事が出来るように計画。
背面に大容量の収納のあるアイランドキッチン。 外まで続く板張りの天井が広がりを生み出す。

アイランドキッチンと引き戸で隠せる大容量の背面収納。キッチンの換気扇はダクト下引きで天井スッキリ。 収納の脇にデスクと本棚を設えた奥様の書斎コーナー。

天井のレッドシダーは柾目と板目をランダム張り。正面の棚はAV機器やゲーム機器を置き、上部にTVを壁掛け。

子世帯のLDKと水廻りをつなぐ廊下に本棚とデスクを造り付け、みんなの図書コーナーに。

雨がかりを避けた物干テラスは2階洗面室からつながる。 一部吹き抜けていて親世帯の様子がうかがえる。

3階親世帯には小上がりの和室を設け、ダイニングの腰掛けや宿泊にも利用。

小上がりの和室からダイニングを見る。 右手に半クローズドのキッチン。 正面の合板張り壁の奥に寝室。 壁は持ち込まれる家具の色に合わせて着色。

夜景 道路斜線の天空率緩和を使った四角い外観。 親世帯の3階ボックスが浮かび上がる。 板張りの玄関ポーチと小庭が町並みに趣を与える。

設計者

ユーザー 設計事務所アーキプレイス 石井 正博 の写真
オフライン
Last seen: 1ヶ月 1週 前
登録日: 2012-07-24 10:24