葉山「土間から四季を、呼吸する家」

●設計事例の所在地: 
神奈川県三浦郡葉山町
●面積(坪): 
110.20㎡(33.33坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

板の間から土間リビングを見る

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

<建て主さんの声>
自分たちがしたい暮らしができるか?
この土地を活かした、川や山の緑を取りこめる・外に出やすいなど。
都心のマンションに住んでた時のリフォームは、見た目などのインテリアにこだわったけれど、今回はとにかく自分たちが考える暮らし方の実現にこだわりました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

<建て主さんの声>
ホームページやフェイスブックで設計例の家が良かったです。
また暮らしを大切に、住むひとのことを考えてくれそうと思ったから。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

当たり前に恒久的につづく “ 呼吸 ” という言葉に、
ひとの出入りの要として、
そして音や匂い、
季節や時間のうつろいや
風通しの良さ、
など、感覚に作用することを
土間空間からつくり、
そういう暮らしがしたいという想いを込めて
「土間から四季を、呼吸する家」
と建て主さんが名付けられました。
途中の『、』は、この名前を口にする人たちに
一呼吸ついてもらいたくて『、』をあえて入れているところも
この建て主さんらしさが出ていると思います。

土間のリビング・ダイニング・キッチン。
もちろん土足のまま使います。
そのまま川に面した庭へ。
靴を履いたままの暮らしが、これほどまでに庭と一体的なものになるとは!!

リビングから外階段を上って小屋(離れ)へ。
目の前の川にカワセミや鴨が来る様子や山の緑を楽しみながら仕事が出来ます。
小屋(離れ)の下は、自転車置場兼庭への通路です。

来客者は玄関からではなく、この川に抜ける通路を通り、
庭から土間の家に入っていきます。
「玄関からあらたまって入らないからか、お客さんが
『お邪魔します』を言わない家なんです。笑」
と、建て主さんが楽しそうに仰っていました。

川のせせらぎや夕日、緑や土の匂いを
家に採り込んで子供に感じさせたい、、、。
そういう建て主さんの想いを実現させた家になりました。

依頼者の声: 

<建て主さんの声>
細かい検討や現場での問題解決を任せられたので、建て主として「したい暮らしの実現」をどうすればいいか考えることに集中・イメージができて、住み始めた時には理想以上の暮らしが実現できました!
自分たちの暮らしに合わせて自由につくれてよかった!
家づくりが楽しい事に気付いて、出来れば何度でも家づくりしたい!です。
不安要素だった土間の生活は思った以上に暮らしやすいです。
庭のデッキは家の中のように自然に行き来できます。
予算オーバーであきらめかけた小屋(離れ)や庭・坪庭も実行して本当によかったです。
キッチンも使いやすく、今まで使っていたダイニングテーブルやソファもプラン時に収まるようにしていたので、しっくりきます。
知人には「新しく買ったの?」と聞かれます。
寝室前の本棚も子供が寝る前に自分で本を選んだりできるのでいいです。
都心を離れ、友人たちと距離ができてしまうかと思っていましたが、実際は遊びに来てくれる人が多くなり、人間関係が濃くなった事は意外でした。
とにかく家づくりが楽しかったです!
もう一度家づくりをするときは、また野口さんにお願いしたいです。
ホームページなどで、自分の考えと一致する(実例や考え方など)設計者を探すのがいいと思います。
また設計した家を見せてもらった方がいいです!天井の高さや佇まい、細部なども感じられます。
何よりも住んでいる方が生活を楽しんでいる、この家が好きということが伝わりました!
また野口さんはご夫婦で仕事をしていて安心感がありました。

その他の画像: 

御母屋と小屋(離れ)の南側外観

南東方向より川辺のデッキ、御母屋、小屋(離れ)を見る

庭につづく、土間のリビング

板の間方向から土間リビングを見る

キッチンより庭方向を見る

土間のキッチン

小屋(離れ)のデスク

土間リビングの母娘

御母屋と小屋(離れ)の夕景

対岸からの夕景

設計者

ユーザー 野口修アーキテクツアトリエ 野口修一 の写真
オフライン
Last seen: 4年 5ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:24