都会の民家
●設計事例の所在地:
東京都板橋区
●面積(坪):
37坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
この住宅は、板橋区の閑静な住宅街にあります。
門構えの現代的な打放しの建物にある古材で造った大きな蔵戸を開けると、荒木田土(あらきだつち)を叩いて造った吹抜けの土間が広がり、現代からタイムスリップするようです。
建て主といっしょに長野で探してきた古材梁と杉板の床、戸に植物性の自然油を塗った素材が、なつかしさと安らぎを与えてくれて、東京にいることを忘れてしまいます。頭の片隅に誰にでもある゛ふるさと性゙ が、時間の流れを緩やかにしてくれる、都会の民家です。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
骨董品が好きな奥様は、古材を使った民家のような家、息子さんは、堅牢なRC打放しの家がほしいという要望があった為、この新旧の相反するものがバランスよく組み合わさるように注意しながら計画しました。
その他の画像:
門構えのコンクリート打ち放しの外観。
写真中央にあるのが、古材で造った玄関の蔵戸。
この扉を引くと、都心にある現代的な外観からは想像ができないような、なつかしい空間が広がります。毎日帰るのが楽しみになってしまいます。
毎日が帰省?
玄関を入るとタイムスリップ!
荒木田土(あらきだつち)を叩いて造った吹抜けの土間と長野で探してきた古材の梁がふるさとに帰った様に迎えてくれます。
土間上部の吹抜けです。