大望路の家

●設計事例の所在地: 
海外
●面積(坪): 
約30坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

ダイニングに面する書斎の格子戸。表側は垂直に、裏側は曲面に加工することで、透過度が変化する、雲のようなパーティションを作った。日常性の中に、非日常を少し感じられるような住宅を目指した。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

海外のマンションリノベーションで日本人の奥様のご希望により、「シンプルな和モダンの空間、また大きすぎたダイニングを程よいスペースへサイズダウンしたい。独立キッチンのため、オープンキッチンとして、パーティを楽しみたい」ということを望まれました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

お客様の希望に沿って何度でも修正案を出すこと、また施工会社や各メーカーに対して細かい要求とチェックをしていたことに対して、とても満足いただけました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

海外のマンションのリノベーションプロジェクト。閉鎖型の厨房をオープンキッチンとし、広すぎたダイニングスペースの一部を書斎とすることで、心地よい開放性とスケール感を持つ空間とした。改築前から愛用しているヤチダモの家具はそのまま利用し、この材質に合わせて造作家具と木壁を制作、木壁以外はシンプルな白塗装とした。書斎とダイニングを仕切る格子戸は、表側は面が揃えられているが、裏側はうねるような曲面に加工されており、ある角度からは標準的な格子戸に、またある角度からは雲が漂っているような不思議な見えをする。ソリッドな壁面にリキッドな流動性を時折感じさせることで、日常の中に非日常を埋め込むことを目指した。

その他の画像: 

設計者

ユーザー 堤由匡建築設計工作室 堤由匡 の写真
オフライン
Last seen: 2週 6日 前
登録日: 2020-05-09 18:24