通州の別荘 スタジオエリア
●設計事例の所在地:
海外
●面積(坪):
約230坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
半地下の庭部分にシンプルなコンクリート造の箱を増築し、クライアントを訪問するお客さんのための接待スペースとました。採光を確保できる外壁が限られるため、中庭とトップライトをたくさん取り入れ、外部と内部がまじりあうような空間を作りました。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
「シンプルでミニマルなスペースが欲しい」また、「地下部分は暗いので、増築したらより暗くならないだろうか?増築しても暗くならないような建築を考えて欲しい」という要望がありました。
依頼者があなたに依頼した決め手:
最初に行った敷地調査の時に詳しくどういう空間が欲しいかをお話いただき、どのような可能性があるか、見落とさないように注意深く調査しました。「限られた予算があるが、その中で最大限できることを考えてもらえる」と安心いただいて、ご依頼をいただきました。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
輸入カーペットと吸音材を主に取り扱う建材会社のための別荘兼オフィス。敷地の高低差により地下一階南面には外部空間をもち、ここにラウンジを増築する。北側からは採光が取れないため、増築により既存部への採光を損なわないことが重要であった。中庭を囲むロの字平面、分散配置など、様々なスタディの結果、増築ヴォリームはシンプルな箱形にして、外壁及び屋上にランダムに開口を穿つ一方、平面的には4つの小さな坪庭が食い込んだ複雑な配置とする。坪庭の開口面積は抑制され室内のように感じられる一方、室内には外部が食い込み、既存部にも十分な採光をもたらす。すなわち、室内と室外が反転し、あるいは融合する。
依頼者の声:
「地下一階への増築について、考えもしなかったプランを作ってもらい、感動しました。空間が一体にも見えるし、それぞれの空間が分かれても居るし、不思議な居心地の良い場所が出来上がりました。」という感謝の声をいただきました。
その他の画像: