土壁と土間の懐かしい家
●設計事例の所在地:
東京都国立市
●面積(坪):
30
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
土をニガリで固めた昔ながらの土間、外壁は荒木田土にわらを混ぜて練った土壁の家です。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
柱や梁がしっかり見える、ふるさとの家のような造りの家がほしい。日本の手仕事の素晴らしさを感じながら暮らしたい。梅干しを保管するような土間がほしい。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
日本の伝統的な家造りの素材である、土壁、無垢板、瓦、土間、和紙は、建てる場所に近いところから採取・製造されたものを使いました。手仕事を体験したいとのことで、土壁は一部、依頼者ご家族で塗ってもらいました。準防火地域でも土壁にすることで、昔ながらの板張りの外壁にすることができました。
その他の画像:
ニガリで作った土間は、ひんやりとしています。室内の湿気をコントロールする役割も。
上質な古い建具を、依頼者さんと一緒に探しました。
リビングの一角に畳コーナー。土壁は、荒壁の上に中塗りで仕上げとしました。白い腰紙は東京の軍道和紙。依頼主の希望で手漉きしてもらいました。
2階に設けた浴室は、青森ヒバの壁でいい香りがします。防水を万全にするため、ハーフユニットバスとしました。