大泉の甍
南デッキを広く取り、デッキを覆うように屋根の軒を長くしています。但し、冬の日差しを建物内部に取り込む為に軒先を硝子の屋根しました。
既存RC造の住宅があり、取り壊して建て直す計画であったが、新しく建てる住宅は木造の伝統構法
の家を希望した。住んだ事のない構造の家に対する期待と不安が入り交じっていたようですが、設計が進むに連れて実際の建物を見学したりしながら、不安も無くなりました。
風通しの良い平屋の木の家を希望されました。
既存RC構造の家で育った建主さんは、新しい家は木の家が良いと考えられたようで、当事務所のホームページを見て、連絡をいただきました。実際にお会いして、木の家のイメージを伝えました。又、実際の建物を見ていただき納得して頂いて依頼をして頂きました。
敷地は東、北、西を道路で囲まれているが、比較的広い敷地です。
東道路は交通量が多く、車の騒音が非常に気になります。
東側を駐車スペースとして空けることで、道路からの距離を確保しました。
また、ガレージ棟と母屋を半外部のアプローチでつなぎ、建物全体の配置をL字として庭を囲い、
道路からのプライバシーを確保しています。
元々あった樹木をなるべく活かし、過去と現在を繋ぎ、建物と塀で囲まれた空間で落ち着いて暮ら
せるように、計画しています。
広い敷地を活かし、南と北に庭を配し通風、プライバシー、採光を確保しました。シンプルな切妻
屋根を瓦とガラスで覆った平屋の家としました。
南に広いデッキを作り、それを覆うように長い軒としました。冬の日差しを建物内に入れる為に、
軒先を硝子の屋根とし、雨からデッキを守りながら日差しを確保しました。
「希望した通りの落ち着いた木の家となり、以前はよく旅行に行きましたが今は自宅が一番という
感じで、出掛ける事が少なくなりました」と言われました。
南正面より・紅葉したモミジは元々あった位置で残しました。
居間・右奥はオープンキッチン
居間・カウンター越しに居間を見る
居間・奥はオープンキッチン
居間・障子を閉めて
ガレージとアプローチ棟
東外観・ガレージ・アプローチ棟・母屋
浴室前のデッキは物干スペースでもあるので、硝子屋根としました。
格子戸でクローズにする事も出来ます。
デッキ