十余二の平屋
柏市の郊外に建つ、中庭タイプの平屋です。
外部からの視線を遮りながらも、中庭に面しては開放して光と風を導き、自然や四季を感じられる住まいとしました。
家族全員が1階フロアで過ごし、互いの気配を感じながらも穏やかな時間を過ごせる住まいで、各部屋をできるだけ仕切らずに、次のお子さんや将来の親の同居に対して、さらには自分たちの老後の介護にまで対応できるプランとしました。
クライアントは「平屋に憧れを抱いているおり、中庭やデッキを積極的に採用したいがメンテナンスには手間をかけたくない」とのことでした。また、「ハウスメーカーに足を運んだものの、魅力を感じるプランを提案頂けなった」とのことでした。
ご主人より「ニュアンスでしか伝えていない自分たちの想いを上手く汲んでくれていると感じました。また、その上でいろいろな意図を持った提案を頂けたことも非常に良かったです。」
奥様より「私が上手く表現できない考えを上手く取り入れてくれました。」
ご夫婦と未就学の二人のお子様をもつ、キャンプが趣味の明るいご家族の住まいです。
メインのLDK空間を南側の中庭に面して配置し、天井高さのある広い空間としました。
リビングの上にロフト、キッチンのとなりに子供室を配置することにより、遊んでいる子供を常に親が見守ることができるようにしました。また、キッチンの裏に洗面・浴室という水回りを集約させることで設備的な効率を良くすると共に、夜間に集中しやすい家事と育児の負担を軽減させました。
そして、キャンプ道具などの大きなものを収納するために、主寝室の床を上げ、その床下空間に必要なスペースを確保しました。
打ち合わせを重ねながら、クライアントの要望を丁寧に設計に織り込み、様々な工夫と提案をして行き、子育て期間は楽しく、老後は不自由を感じないようなプランを提案していきました。
プランの提案について
「ハウスメーカーさんなどに行って情報収集やプランを聞いてきましたがなかなかピンとくるプランに巡り合えずにいました。しかしMiu建築工房さんとお会いしてヒアリングをしてもらい、次にプランを見せてもらった時、何も変更するところがないのではないかと思うくらいのプランで驚きました。今までこうしたいああしたいとは思っていましたが、形に出来ずにいた家があんなに大雑把にしか説明していないにも関わらず理解してもらえた喜びが大きかったです。こういう家が欲しかったんだと感動しました。」
女性建築家について
「家事の動線や掃除のし易さなど女性ならではの気づきや、共感が得られてよかったです。また、育児と家の間取り材質などの関係についてもアドバイスをもらえて助かりました。」
高い天井のLDK空間
リビングの上のロフトは子供たちのお遊び空間や家族のお昼寝空間にもなります。
南側の中庭
四方を建物に囲われた完全なプライベート空間です。
プールにBBQと様々な用途に活用しています。