出石町の家
●設計事例の所在地:
兵庫県豊岡市
●面積(坪):
敷地面積 約409㎡(約123坪)、延床面積 約134㎡(約40坪)
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
外観。緩やかな傾斜地に建っている。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
クライアントからは建設地選定からご依頼を受け、いくつかの候補地からこの場所を選定しました。
敷地内には段差があり、緩やかに傾斜していました。
また、西側には杉林があり、西日を遮り室内からの借景になること、平屋で計画できる敷地であったことなどからこの場所を選びました。
建設地は、冬場は寒く雪が降るため寒さに対策すること、木材などの自然素材を使うことが要望としてありました。
敷地はL型に杉林を囲んでおり、その形状を生かしたプランとしました。
玄関を入ると、中庭を介し、パブリックスペースとして家族室とプライベートスペースの個室に振り分けました。
家族室と食事室は、敷地の段差を利用したスキップフロアになっており、天井高を高くし、外部デッキとも視覚的につながり、空間がより広く感じることができます。
キッチンはこの空間を見渡すことがのできる位置に配置しました。
既製品ではなく室内に合う仕様とし、床・天井とも杉板で、壁には漆喰を使用しました。
地熱を利用した床暖房を使用し、冬場の室内を一定の温度に保つようにしています。
その他の画像:
外観。
地域になじむように屋根は緩やかな勾配とし、外壁は杉板とこの地方で蔵などに使われている土の色を再現した色とした。
玄関から外部を見る。
キッチンから食事室・家族室を見る。
家族室からデッキを見る。
和室から中庭・外部とのつながりを見る。