春日井の家
春日井の幹線道路から少し西に入った敷地に建つ住宅です。
お施主さんは高齢のご夫婦で、ゆったりとした平屋の住宅をご希望でした。
スノコのテラスを囲むようなコの字型の平面形状で外観はオーソドックスな和風のイメージです。
当初はお付き合いのある工務店さんの設計者と打ち合わせをしていたそうですが、なかなか要望をうまく汲み取ってもらえず、困っておられました。
やむなくご自分で方眼紙にプランを書いて伝えたそうですが、出てきた案は、ご主人の書いた案そのままだったそうです。
専門家としての提案が欲しいとのことでした。
ご主人の書いたプランを参考に、いくつかプランをご提案しました。
ご主人お案をまとめたもの、そのほかに敷地形状からどのようなプランが可能か、パタンスタディをしました。
結果的に10数案ご提案して、今回の案にまとまりました。
外観も屋根が重なるような和風のイメージが気に入っていただき、設計のご依頼をいただきました。
ご主人は台風に備えて、シャッター付きのサッシがご希望でした。
ただ、シャッター付きのサッシはあまり格好が良くないので、天然木で額縁風に囲っていえmー字アップを図りました。
内部は広い玄関、ゆったりとしたLDKと仏間がご希望でしたが、最終的には仏間は取り止め、居間を和室圏仏間とすることで決定しました。
また、敷地は現在水路となっている部分が将来は前面道路となります。
そのため、現状の玄関は将来、裏口となり、水路側に新しく玄関を設けることができるようになっています。
南面から陽がよく入り、明るくて快適とのことです。
スノコのテラスにはテントを設けて、時々お孫さんと食事を楽しんでおられます。
スノコのテラスにテントが見えます。
ここでお孫さんと食事を楽しんでおられます。
水路側の表情です。
この壁面に将来玄関を設けることができるようになっています。
広い玄関ホールです。
左脇に靴を履くときに座れるようにベンチと、手すり兼用の丸柱がみえています。
居間を和室として、仏間も兼用しています。