ファミリー歯科

●設計事例の所在地: 
福島県郡山市
●面積(坪): 
71
●建物の種類(大分類): 
医療・福祉施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

福島県郡山市の歯科兼用住居の新築である。歯科はプライバシーを守りつつも明るく開放的な空間とする一方で、住居は洞窟のような籠れる空間とすることが求められた。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

歯科と住居とで求める空間がまるっきり違うため、どのように融合するか悩んだ。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

光を大切にする建築家と聞いてまかせようと思った。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

歯科医院は地域に開かれたイメージとするために、プライバシー確保や日射制御を行いつつ、開放的で明るくガラス貼りの空間とした。住居は籠れる空間とするために、ほとんどを白い壁で囲み、窓は最小限とした。穿たれた穴のある白い壁の特徴的な外観は、歯科医院のアイコンとなっている。

依頼者の声: 

窓のない白い壁にできたくぼみが歯のイメージを連想させる。歯科診療所はガラス張の明るい空間であるが、木柵でプライバーが確保され、庇で寝ころんだ時にまぶしくないような配慮がなされている。
トップライトからの光やわらかい光で包まれた2階の住居はとても落ち着く。

その他の画像: 

夜の明るさの違いが、歯科医院と住居の作り方の違いとなってあらわれている。

歯科医院はガラスと庇と木柵で構成される

視線部を帯状に囲う木柵が患者のプライバシーを守る

2階に最小限の光をもたらす出窓

歯科待合

庇でまぶしさを抑えた診察室

洞窟のような住居のリビングとダイニングにトップライトからやさしい光が届く

住居の一角は白い壁で囲まれたライトコート

ダイニングからライトコートを見る

角を丸めた包まれる寝室

設計者

ユーザー 河原泰建築研究室 河原泰 の写真
オフライン
Last seen: 4ヶ月 2週 前
登録日: 2012-07-24 10:28