土壁の家

●設計事例の所在地: 
東京都品川区
●面積(坪): 
152㎡(46坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

東京都品川区の住宅地に建つ長屋形式の二世帯住宅。
1階は親世帯、2-3階は子世帯です。
外部は左官の土壁と焼杉、内部は和紙、木など自然な素材を多く用いています。
壁で守られつつ、開放感の感じられる住宅です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

・1階はバリアフリーとし、部屋同士の繋がりのよい間取りとする
・1,2階は別住戸とするが敷地内で往き来しやすいように
・カーテンがなくても気持ちよく過ごせる家
・庭、屋上など外部も有効に利用したい

依頼者があなたに依頼した決め手: 

ハウスメーカーでは希望に沿う間取りができず、またかなり予算超過であったため。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

まず守られるべき生活の領域を、2枚の土壁により確保した上で必要な開口を設定しました。
空・桜の木・光・眺望・・取り込みたい景色だけを切り取り、カーテンをしなくても気持ちよく生活できる家としています。
仕上には、外部は左官の土壁と焼杉、内部は和紙、木など自然な素材を多く採用しました。

1階は、外部に壁で囲われた小さな庭を作り、LDK・寝室とともに一つのゾーンとなるよう計画しました。
廊下をなくし各室を直接繋ぐことで、動線を最短に抑えています。
2-3階は、2階のLDKと3階の子供室を吹抜により一体の空間とし、いつでも人の気配が感じられる空間としました。

その他の画像: 

土壁と焼杉の外観

右下が1階玄関、階段を上がって2階の玄関。
すべて焼杉張りで統一。

1階LDK。
個室や洗面、外部の庭に連続する。
部屋はすべて引戸でオープンにできる。

1階リビングから見る庭と個室。

2階子世帯の家。
リビングの窓から緑や空が見える。
プライバシーは守られている。

吹抜のあるリビング。3階の子供室と一体となる。

洗面・浴室。
外部テラスを壁で囲ってあるため、窓を開けっ放しにできる。

階段室。
書棚を設けている。
トップライトからは明るい光が差し込む。

3階からの見下ろし。
窓越しにきれいな桜を望むことができる。

屋上。
眺めのよい気持ちいいスペース。

設計者

ユーザー 石川恭温アトリエ 一級建築士事務所 石川恭温 Yasuharu Ishikawa の写真
オフライン
Last seen: 3週 1日 前
登録日: 2012-07-24 10:28