回遊形式の2世帯住宅|ナカニワTKハウス
●設計事例の所在地:
川崎市
●面積(坪):
57坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
再開発地域に建つ2世帯住宅。
1階世帯は、中庭を眺めながら調理のできるキッチンが特徴で、寝室とキッチンの行き来に中庭をショートカットできるデッキも用意しています。
2階世帯は、階高を抑えたガレージの上をリビングとし、そこから4段上がったところに、リビング以外の諸室を配置しています。そして中庭が家の中心にあるので、その周りをぐるりと一周できるようにしています。
外界とは一線を画した中庭を共有することで世帯同士の程よい距離感が生まれ、通行人に悪戯されることがない庭に自分たちの生活がはみ出して、きっと賑やかな2世帯ライフになるのであろうと想像します。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
駅前の再開発地域であり、様々な人が道路を往来することが予想され、外部に対して閉じた形のコートハウスを望まれました。また、2階部分をスキップフロアで登っていくことも望まれました。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
施主の要望は、中庭を建物で完全に囲ったコートハウスでしたが、その場所が河川敷だった歴史やゲリラ豪雨を念頭に、完全閉鎖型ではなく、外部に面するガレージやアプローチ部分をつなげて大雨のときの確実な排水経路をとる形をとりました。外部からの視線は遮っているので、住み手は安心して中庭を使うことができるようになっています。
その他の画像: