伊勢町の家
シンプルな箱型住宅。外観の色は道路の街路樹に馴染むように、一般的には使いにくいグリーンを採用しています。
敷地が防火地域で延床面積が100m2を超えると耐火建築物にする必要がある為、何とか100m2以下で木造で計画したいと希望されました。
100m2の中で、車とバイクの駐車場、事務所部屋、子供部屋2部屋、LDK+食品庫、寝室、競技カルタの出来る和室、植物を多くおける屋上、十分な収納場所が求められました。
もう1社他社の提案も受けていましたが、私の出したスキップフロア案で、延床面積を100m2以下に抑えた上で、希望諸室を全てふまえた案を気に入ってもらい、設計者に採用してもらいました。
防火地域で延床面積を100㎡以下におさえた準耐火仕様の木造2階建てのシンプルモダン住宅を計画しました。建物の断面構成をスキップフロアにすることで、各フロアは半階づつづれながら空間は連続し広がりのある住空間としました。1階の床下には大容量の床下収納を確保しました。洗濯室のある最上階から半階上がった位置に屋上バルコニー(物干し場)があるので、コンパクトな家事動線も実現出来ました。
車とバイクの駐車スペースをしっかり確保しました。駐車場の奥には外部収納棚も設けています。
屋根付きの駐車場に面した玄関スペース。
半階上がった1階の床下に、大容量の床下収納を設けました。玄関土間から直接出入り出来ます。
LDKと和室。半階ずつ折り返すオープン階段で空間が緩やかにつながります。
リビングの横に小上りの和室スペースを設けました。
和室スペースの下に引出し収納を設けています。
キッチンからの眺め。周辺の建築物の位置を考慮して、視線の抜ける位置に効果的に開口部を設けています。
LDKから半階上がった位置の寝室と洗濯機置場。
屋上までつながる半階ずつつなぐ階段室。洗濯機置場から屋上までが半階分の為、物干し動線を短く出来ます。
屋根いっぱいのルーフテラス。