本太の家

●設計事例の所在地: 
埼玉県さいたま市
●面積(坪): 
84坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

正面外観:風が抜ける通り道を挟んで、2つのヴォリュームを配置。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

まず初めに敷地内に風や光が抜ける通り道を設け、その周りに生活の場を配置することで、
暮らしの中に自然を感じることができる計画としました。
この通り道を核とした本計画の構成は、プライベート空間から地域と繋がるパブリックスペースまで、性格の異なる場をいくつか設けており、 その時の家族構成や気分に合わせて、暮らしを選択または創造できる自由度の高さに魅力を感じていただきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

二世帯住宅の計画です
起伏の多いエリアに位置する敷地は、四方を異なるレベ ルの道路と隣地に接しています。 古くから残っている大谷石で作られた土留は、目新しいものではないが、風化した表情は慣れ親しんだものであり過ぎた長い時間を感じさせるものでした。
この風景の名残を地域に残しつつ、長い時間をかけて堰き止められてしまった風や光の粒子・虫や種の通り道を作り再流させることが、計画の核となっています。
本計画は、敷地を縦断する通り道と、その両サイドに配した生活空間で構成されています。大谷石の土留をコンクリートの型枠の代わりとして利用し、劣化が激しいところは痛みの少ない大谷石に積み替え、何十年と続く風景を残すことを試みました。
隣地の緑地帯から、敷地内を貫通して道路まで貫通する長い通り道は、敷地を超えた自然環境の帯を地域にもたらします。 豊かさをもたらす通り道は、敷地を超えた隣家間にも広がり、未来に残る地域風景の一つとなる可能性を感じさせます。

その他の画像: 

上空から敷地周囲を見る。
敷地を縦断する風や光の通り道。

通り道からの見上げ

通り道からエントランス方向を見る

エントランス

リビングルーム

書斎

階段室

LDK

ロフト

設計者

ユーザー 鈴木淳史建築設計事務所 鈴木淳史 の写真
オフライン
Last seen: 2週 3日 前
登録日: 2016-11-26 10:15