S邸

●設計事例の所在地: 
名古屋市
●面積(坪): 
35坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

名古屋市内に建つ、敷地面積20坪程度の木造3階建ての住宅です。
狭い敷地内に駐車場も必要なため、ゲート状の壁で囲うことで、駐車場があまり目立たないようなデザインとしました。
また正面のベランダの手すり、ゲートの軒天には自然素材の木を使うことで、豊かな表情になるように配慮しました。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

お施主様は南側に大きな窓がほしいとの要望でした。
ただ、この地域は準防火地域のため、窓は防火設備にする必要があり、この防火設備の窓には大きな開口のものがありません。
そこで、窓の前に広いベランダを設け、これをゲート状の壁で囲うことで、防火の規制を免れ、開口の大きな窓を設けることが可能となりました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地面積が20坪ほどの狭い場所に駐車場を設け、南側に大きな窓が欲しく、できれば木を使って欲しいとのご要望でした。
駐車場を設けると大きな口を開けたようなデザインとなってしまい、あまり格好が良くありません。
また、こも地域は準防火地域のため、防火設備にする必要があり、大きな窓が設けることもできませんでした。

そうした問題を解決するために、広めのベランダを設け、駐車場、ベランダを囲うようにゲート状の壁を設けることで、防火状の問題、デザイン上の問題を解決し、表情のある建物ができたと思います。

依頼者の声: 

ご希望であった、南側の大きな窓、そして自然素材の木を使うことができ、とても満足されています。
また、冬でも窓からの日射で暖房がなくても暖かいと大変喜んでおられます。

その他の画像: 

玄関には手すり兼用の柱を設け、その脇にベンチを作ることで、靴をはく時にこしかけることができるように配慮しています。

広いベランダは屋根がかかっているので、洗濯物も安心して干すことができます。

設計者

ユーザー 足立和太建築設計室 足立和太 の写真
オフライン
Last seen: 1年 9ヶ月 前
登録日: 2022-02-22 14:37