臨済宗南禅寺派 海眼寺 書院

●設計事例の所在地: 
京都府 福知山市
●面積(坪): 
98.88㎡(29.9坪)
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

檀家さんが集まる書院の広間
吊床形式の床の間を設けていますが、広縁とともにヒノキの無垢板を床材としています。
和室のような、洋室のような、でもシンプルでスッキリとした空間です。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

壁・天井は左官仕上げ
床の間の棚板は、庫裏の書院に使われていた天板を再利用しています。
様々な展示スペースとしても使えるように、ピクチャーレールとダウンスポットライトを仕込んであります。

写真左側の独立柱は、元々あった四角い柱に台形の無垢材を4つ貼り付け、八角形の化粧柱にしています。
寸法は大きくなりますが、細工を凝らした印象深い柱になりました。

その他の画像: 

4枚建具を壁から引き出すと雪見ガラス戸になります。

スリガラスは障子のように光を拡散し、脚元の見せたい部分だけ庭を切り取ります。

主照明は、天井を照らす間接照明です。

広縁の天井を掘り込んで、照明器具とプリーツスクリンを収めます。

既存庫裏越しの外観 

外観は「そとん壁」というシラスが原料の左官材を塗り直しました。

少し高価な仕上材ですが、軽くて断熱性があり、ひび割れもほぼありません。

設計者

ユーザー ATS造家設計事務所 奥田 敦 の写真
オフライン
Last seen: 2ヶ月 2週 前
登録日: 2012-07-24 10:10