奥行のある家
斜め壁で奥行きを感じさせるLDK。
住宅密集地の細い路地の途中にある、間口が狭く奥行のある「ウナギの寝床」と呼ばれるような土地。築40年ほどの住宅からの建て替え計画でした。
以前の住宅は南側からしか光が入らず、奥行のある敷地では光が入らない空間が多く存在していました。そこで、本計画では吹き抜けやハイサイドライトを利用して、家全体が明るくなるように考慮しています。
「奥行のある家」というタイトルの通り、建物の形状も奥行があり、屋内に入るとその奥行がより感じられるように計画をしています。具体的には斜め壁を採用し、遠近感に錯覚を起こすことにより、空間により広がり、奥行を感じる作りとしました。
また、自然素材を使い、住み続けるほど経変変化により奥行のある建物になってほしい。家族に合わせて間取りの変更をしやすくすることで、生活に広がりが生まれてほしいという願いも込められています。
奥行のある家を設計していただきました。
建て替える前は、幼少期を長く過ごした祖父の家でしたので愛着もありましたが、
住宅密集地で日当たりが悪い上に、間取りも悪く、一番寒くて暗い場所に居間や脱衣場があり快適ではありませんでした。
新しい家が完成した今では、以前と同じ土地とは信じられないほど開放的で明るい空間で、快適に生活させていただいております。この土地で、家にいながら青空を見上げることが出来るようになるとは思いませんでした。
また、家の外観も内装も、とても素敵にデザインしていただけたと思います。我が家ながら、いつ見てもおしゃれで素敵だな〜とワクワクします。
吉田さんに設計をお願いした決め手は、シンプルながらも素敵なデザインをされていたことでしたが、期待を遥かに上回るほど素敵なおうちにしていただけました。
吉田さんは、デザイン面などこだわるポイントは押さえつつ、ご自身の方針を押し付けたりといったことは一切なく、柔らかい物腰の方なので打ち合わせもしやすかったです。家づくりは一生に関わることなので、色々考えたり調べたりしているうちに迷走してしまうこともありましたが、吉田さんはデザイン・コスト・使い勝手のバランスをよく考えてくださると思いますので、こちらの要望を全部お伝えしたあとは基本はお任せすれば間違いがなかったなと感じています。ありがとうございました。