疋田の家

●設計事例の所在地: 
奈良県葛城市
●面積(坪): 
約122㎡(約37坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南庭からの外観...広い芝生庭を持つ平屋住宅、リビングに面したウッドデッキが見える。
切妻屋根を二つ組み合わせた和を感じるシンプルな外観です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

建替え住宅ですが土地に制限があり、既存住宅を改修して暮らすか、建替え新築するか、可否も含め迷われていました。打合せの末に建替え新築することが最良案であることが分かりました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

これまで設計した住宅を気に入っていただけたこと、またメディアなどに紹介されていることを知ったこと、そして地元の建築士であることが決め手になったとお伺いしました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

子育て世代ご家族のための平屋住宅である。計画地は旧村の通りに既に建つ農家住宅で、建築主さんは当初リフォームで新たな暮らしを始めようと検討されていたが、最終的に建て替えを決意された。既設の建物は地域でもよく見かける和風建築で良材の梁や柱の他、建具や庭石など趣のある素材が使用されていた。計画にあたりこれらの素材を活かしながら、周辺の長閑な環境に溶け込みつつ新風を吹き込み地域活性に寄与できる様な建築を目指した。

外観は切妻瓦葺き屋根とし建物の換気や通気にも一役買う越屋根を設けた。南庭を囲うようにL型配置とし敷地東側に広がる田園を借景としたのは、耕作や農作物の様子を通じて四季の移ろいを感じられるよう意図している。

主要構造は県産ヒノキを用い、内部仕上げにも県産のヒノキやスギを多く採用した。一方、再利用の梁材はリビングの大空間に化粧梁として再び日の目を浴びることとなった。和室からリビングそしてウッドデッキの空間の繋がりを造ることで、実際の畳数以上の空間の広がりを生むことが出来た。また、ウッドデッキやテラスを囲むように個室をゾーニングすることで南庭越しでも家族の気配を感じられるように配慮している。

その他の画像: 

北西からの外観...アプローチから玄関構えを望む

玄関ホール

玄関ホール

リビング

リビング~ダイニング

ダイニング~キッチン

LDK越しに和室を配している

キッチン

書斎スペース

ウッドデッキ

設計者

ユーザー 松村泰徳建築設計事務所 松村 泰徳 の写真
オフライン
Last seen: 3ヶ月 2週 前
登録日: 2020-06-03 16:40