津山口の家

●設計事例の所在地: 
津山市
●面積(坪): 
22坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

南側建物

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

 津山市のステンドグラス協会会長を努められる女性がお一人で住まわれる、アトリエを持つ、小さな住宅である。
 設計に先立って施主からのご要望は、ローコストとステンドグラス製作のためのアトリエのスペースだけであった。ご高齢の一人暮らしの女性にとって、劇的な空間や変化にんだ間取りは必要ないと思う。可能な限り、小さくシンプルな間取りとローコスト化を検討した。
 和室は居間と一体化し、間仕切壁は無い。日常的には障子は開放され、居間のタタミコーナーとして使って頂いている。室内の床仕上げレベルに段差は無い。断面計画としては、一昨年の大洪水で浸水した敷地なので、床の高さを一般より少し高く、設計GL+700とした。エントランスに上がる枕木の階段が加齢と共に不便になれば、広い前庭に盛土をしてスロープを作るご提案をした。屋根形状は最も単純な、ガルバリュウム鋼板の片流れ屋根とし、外壁は昔ながらの土壁のイメージで、中塗仕上げのままとした。将来は、「しっくい」で仕上げて頂いても良いと思う。屋根に設けたトップライトと、玄関の壁に穿たれた円形のステンドグラス(建主のデザイン・製作)の窓が、この住宅のチャームポイントである。

その他の画像: 

居間

和室

テラス夕景

設計者

ユーザー 岸本泰三建築設計室 岸本泰三 の写真
オフライン
Last seen: 2ヶ月 3週 前
登録日: 2012-07-24 10:28