四街道の住宅
●設計事例の所在地:
千葉県四街道市
●面積(坪):
30坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
吹抜けが特徴的な住宅だったので、そこを中心に考え改修を行いました。
カーテンは製作品になります。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
施主は夫婦2人とその母の3人家族。来年から家にいる時間が増えるタイミングで改修を行うことになった。
子供達はみな家を出た後、3人では広すぎるこの家を大きく使いきるような計画とした。まずは、2階壁を壊し元々ある吹抜けと繋げ、リビングの一部に小上がりを設け、天井を下げた。階段への動線も短くすることで二階へ登りやすくし、心理的な距離を縮める。
離れた空間同士を接着させるように散りばめられたものたち ― カーテン、ロングソファー、同寸の木の柱・梁・手すり、グレーに塗られた部位、リビングのR天井 ― 単体では取るに足らない存在を複合的に整理することで、空間を適度に繋げる。
同じような色合いで統一しているカーテンも、縫製や素材を変え、場所ごとに振る舞いを変える。また、内部の壁や天井は白を基調とし、カーテンやカーペットによって窓や室内からの光を拡散・彩色させ、天気や時間の移ろいの感度を上げる。
最小限の操作で最大限の効果を得られるように整理していくことで、既存の住宅にある垢のようなものを残して改修を行うことができた。
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