幼稚園型認定こども園 聖三一幼稚園

●設計事例の所在地: 
京都市上京区
●面積(坪): 
198
●建物の種類(大分類): 
その他
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

拝堂とイチョウのあるこども園
建替による園舎の耐震化にともない、幼稚園型認定こども園へ移行した園舎、園庭の設計です。
幼稚園は京都聖三一教会の付属施設です。国登録有形文化財である教会の「礼拝堂」があり、「中京区・区民誇りの木」である雌雄の「イチョウ」が園庭の中央に位置しています。
新園舎はそれら既存の礼拝堂とイチョウに連続し、取り囲むように計画しています。園舎は礼拝堂を参照し、外構フェンスは聖書にでてくる動植物をモチーフとして、デザインしています。園庭には広さに限りがあったので、園舎とひと続きのだんだんデッキを設けました。
園児たちが走り回り、遊ぶことができ、イチョウにより近くで触れ合うことができる遊具として活躍しています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

新耐震以前の建築物であったため耐震補強も検討していましたが、耐震補強では思うようなプランにならないためコンペを実施されました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

デザインが良かったとお聞きしています。礼拝堂に寄り添ったデザイン、こどもがイチョウと触れ合える園舎、狭い園庭を広く使えるデッキなどを気に入っていただいたようです。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

おそらく設計者よりも長生きすることになる建物ですから、耐久性のある素材を使用しています。鉄部はリン酸処理、外壁にEPCパネル(物理的耐用年数60年)素地色、ウッドデッキはアセチル化加工した木材などを使用しています。
イチョウの根を傷めないために、デッキテラスは基礎なしの杭のみの基礎で計画していましたが、地盤が固すぎて、杭打ちこめませんでした。そこで根の位置を確かめながら、干渉しないよう柱位置を調整し、独立基礎をつくっています。

その他の画像: 

設計者

ユーザー (株)一級建築士事務所 設計組織DNA 角直弘 の写真
オフライン
Last seen: 1ヶ月 1日 前
登録日: 2012-07-24 10:27