上海のPi House

●設計事例の所在地: 
中国上海市
●面積(坪): 
246.8㎡
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

上海市郊外の三階建てタウンハウスの改修プロジェクト。南立面。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

上海市郊外の三階建てタウンハウスの改修プロジェクト。南北に開口部を持つ両サイドを隣戸に挟まれた細長い平面で、どのように満遍なく光と風を行き渡らせるかということを考えた。
まず採光条件の良い南面には、1階にリビング、2階3階は寝室を配置する。リビングは床を下げることで、視線が変化し、外の緑が近く感じられ、身体が囲まれることで、コージーな居場所となる。北側の1階ダイニングと2階ラウンジの間には細長い吹き抜けを設け、北側開口部からの採光が空間を照らし出すように考えた。北側3階は和室兼ゲストルームとしている。そしてガラスエレベーターを中央に配置し、階段の踊り場からも上下移動の様子を垣間見ることができる。
 吹き抜けに面する壁にはリブコンクリートを現場打ちしている。リブの表面を斫ることで光がチラつき、雨粒が流れ落ちるかのような繊細さと、荒々しいブルータルさが対比的に共存している。全体の色調はグレーと白で統一し、リブコンクリートと調和するように考えた。
  南のアンダーリビングから、雨粒が流れ落ちるかのような壁を通り抜け、細長い吹き抜けの上から光と風が通り抜ける。例えるなら、心地よい渓谷に身を置いたような居住空間の実現を目指した。

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設計者

ユーザー 堤由匡建築設計工作室 堤由匡 の写真
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Last seen: 1日 1時間 前
登録日: 2020-05-09 18:24