階段の家

●設計事例の所在地: 
千葉県市川市
●面積(坪): 
139㎡(42坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

国道部分の拡幅に伴う事務所併用住宅の建て替えである。 1階はオーナーの事務所と駐車場、2・3階が住居である。 北側を走る国道以外、三方向を隣地に囲まれた近隣商業地域の狭小敷地であるため、各居室に対し採光・眺望をどう確保するかがテーマとなった。
まず、北側の国道に面し大きな開口部を配し、バッファーゾーンとしての階段を通して、2階居室への柔らかい採光と眺望を求めた。 北側に大きな開口部をつくる手法はしばしばアトリエなどに用いられ、柔らかい光は室内に眩しさ・高温・陰をつくらず、実はとても居心地が良い。 次に、3階は南側バルコニーで外部空間を取り込み、そこから居室への採光を確保した。 現在、敷地の南・西側はカーディーラーの駐車場となっているが、将来に渡り居住性が確保されている。

2階リビング・ダイニングはバッファーゾーンとしての階段を挟んで北側国道に開放されている。 2階寝室は階段と更に障子を挟んで国道に面し、3階寝室は国道に背を向けている。 各居室のプライバシーの求められ方に合わせて国道との関係を規定している。 家の中のパブリックゾーンは階段を挟んで街に開放されているが、実際は外部からの視線をロールスクリーンでコントロールしている。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

100名を超える登録建築家から依頼者が3名を選び、私の案が選ばれました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

コンペで依頼者に選ばれた案でしたが、設計途中にご家族が増えることとなりプランを大きく変更しました。

その他の画像: 

南側外観

玄関から3階まで続く階段

リビングルームからの眺め

寝室からリビングルームを見る

洗面所・浴室

3階寝室からテラスを見る

北側夕景

設計者

ユーザー 株式会社 古里設計 古里 正 の写真
オフライン
Last seen: 17時間 39分 前
登録日: 2025-09-03 13:59