アラカワアレイ
●設計事例の所在地:
東京都荒川区
●面積(坪):
9.9坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:

●メイン画像の説明文:
間口1間(約1.8m)の狭小賃貸併用住宅。
(写真撮影:鳥村鋼一)
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
東京の下町。袋小路の路地のような間口が狭く奥行のある敷地に建つ重層長屋形式の賃貸併用住宅です。
建物の間口は1間(1.82m)。1、2階それぞれにロフトを設けることで天井の高い住戸を上下に二つ積み上げたような長屋です。施主夫婦は2階に住まい、1階を賃貸住宅としています。
敷地の間口は細いところで2.4m、広い場所でも2.7m程度しかありません。そんな空間をすっと切り取るように壁を立てて生まれた場です。両サイドを高い壁に囲まれた室内は、壁に付加された植栽の雰囲気とも相まって、まるで街路の一部であるような内外が不確かな場所になります。そこでは路地に入ったときのような独特の心地よさを感じることができます。それは、きっとこの場所でしか享受できない体験です。
それまで目を向け活用されることのなかった下町の隙間のような凡庸な敷地を、シンプルな手法でゆたかな人の営みの場所に変えたいと考えました。
その他の画像:

外観

2F

2F

2F

2Fロフト

2Fロフト

2F

ルーフバルコニー

1F

1F