岩崎の二世帯住宅
●設計事例の所在地:
岐阜県岐阜市
●面積(坪):
183㎡(55坪)
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
同じ屋根の下に住んでいるけど、お互いの生活を気にしないですごすことができる
つかずはなれずの関係を考えました。
親世帯と子世帯では、生活のリズム・スタイルが全く違うため、各世帯を二層に分けて
それぞれの生活を干渉しすぎないようにしました。
住宅内部の廊下ガラスを透過する光を通して、お互いの気配を感じることができ
広縁の自然のうつろいを感じながら、ゆるやかにつながるようにしました。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
・完全分離型の二世帯住宅
・玄関を横並びにしない
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
岐阜市北部の山に囲まれた地域にあります。 くの字状に折れた敷地形状に合せて、建物も玄関部分と居住部分とを折り曲げた形で配置してあります。南側には遠く岐阜城を望むことができ、住宅内部からもその景色を取込むことができるよう配慮してあります。 親子二世帯の住宅で、それぞれの世帯のプライバシーが確保できるように、1階部分が親世帯、2階部分が子世帯の完全分離型となっています。
その他の画像:
1階部分親世帯の住居は、リビング、和室、外部の広縁を連続させて奥行きを創り出しています。外部の塀を外からの視線をさえぎる程度の高さとすることで、前庭は視覚的に内部化されて、リビングのはきだし窓からは、四季のうつろいを常に楽しむことができます。
2階部分子世帯の住居は、主に大きな2つの部屋で構成されており、子供の成長に合せて間仕切りを増やしたり、部屋の使い方を替えることができるよう配慮しています。 南側に位置する部屋は、家族ですごす時間がゆったりと心地よく流れるように、自然の風・光・風景を取り入れるように工夫しています。