C-STYLE

●設計事例の所在地: 
埼玉
●面積(坪): 
23.95坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

美容室

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

「鏡の中の世界」
人は鏡を見て、自分の姿を認識するが、それは人から見られている本来の姿ではない。
鏡は、ビデオや写真と違い、「反射」して写すものである。
そこには、写された世界と現実の世界の2つが存在する。
そして、美容室には鏡が必ず必要であり、美容師という職業のみ、写された世界と現実の世界を
行き来しながら、技能を発揮する。
鏡の特性を利用し、カットされるお客様が、鏡の中で美しくなっていく姿を彩るインテリアを
作る事は出来ないかと考えた。
実際の設計では、ミラーから全ての家具を離し、角度を45度振る事によって、常に鏡に2面が映る様に
設計し、直接見える面と、鏡によって反射して見える面を別々の材料で仕上げた。これにより、
直接見えている像と鏡に映って見えている像に、「形は同じだが彩りの違う景色」が生まれ、
2つの世界の境界が視覚的に現れてくる。
さらに、床と天井はグラデーション配色にすることによって、鏡の中と外の世界をつなぐ役割を
果たしている。
また、天井に描かれている文字は直接見ると数字の羅列にみえるが、鏡の中には英語が現れる。
普段、鏡は当たり前の様に存在するものであるので、気に留める事はなくなっているが、
我々の目の前には2つの世界が広がっているのである。

その他の画像: 

設計者

匿名ユーザー (未認証ユーザー)
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