nana's green tea アリオ倉敷店

●設計事例の所在地: 
岡山
●面積(坪): 
33.42坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

カフェ インテリア

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

「山と空の間」
株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば”日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店”を
つくりたいという思いの表れである。
岡山県には日本三大名園と呼ばれる後楽園がある。
後楽園とは、岡山藩二代目藩主池田綱政(いけだつなまさ)が藩主のやすらぎの場として作らせた
庭園である。
園内に点在する建物の座敷から、眺望を楽しむという要素の強い庭であり、時代ごとの藩主の好みや
社会事情によって景観が変化し、その積み重ねが歴史となっている。
通常の借景は、庭に面して構えられるが、後楽園の茶室は、園外にある操山をまるでこの庭の景色で
あるかのように取り込んでおり、庭園の明るく広々とした景色に山々が加わり、奥行きのある庭を
演出している。
そこで、今回のnana's green teaアリオ倉敷店では、山並みの借景を店内に取り込むことを提案した。
実際には、床から出ている山並みは間仕切りとして機能し、天井より下がっている空気感を切る
間仕切りは、山並みによって切り取られた空を表現し、両者が合わさって「山と空の間」を作り出した。

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設計者

匿名ユーザー (未認証ユーザー)
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