nana's green tea 札幌PARCO店

●設計事例の所在地: 
北海道
●面積(坪): 
64.6坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

カフェ インテリア

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

「座」
株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"をつくりたい
という思いの表れである。
元来、中国で生まれた抹茶は、机を囲み、椅子に座り楽しまれていた。
そして、日本に伝わり、武野紹鴎や千利休の働きにより「茶道」が生まれ、床座によって楽しむ
「茶」が発展した。
しかし、19世紀には文明開化の波にもまれ、日本の伝統文化が顧みられなくなり、立礼が生まれ、
椅子に座って楽しむ茶が発明された。
そこで、この「座」の違いを空間によって表現出来ないかと考えた。
実際には空間の床に勾配を設け、椅子の脚を勾配に沿って短くしていく。
(同時に足が入る部分は掘りごたつ状に深い開口になっていく)
その結果、椅子に座る行為や目線の変化自体はおこさず、椅子座から床座の変化を体験出来る。
「現代の茶室」であるnana's green tea札幌PARCO店では、「茶」の歴史を感じて頂ければと考える。

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設計者

匿名ユーザー (未認証ユーザー)
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