nana's green tea スカイツリー店
●設計事例の所在地:
東京
●面積(坪):
37坪
●建物の種類(大分類):
商業施設
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
カフェ インテリア
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
「布」
株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"を
つくりたいという思いの表れである。
元来、日本建築は壁の文化ではなく、柱と床と天井の文化である。
その為、柱と柱の間を「間戸(まど)」として、紙を貼った障子や襖、布の几帳などで空間を仕切った。
また、日本は「座」の文化であった為、椅子や机といった家具も未発達であった。
そこで、nana's green teaスカイツリー店では、古来より伝わる和紙と布だけで、「茶室」を
構成する事は出来ないかと考えた。
実際には、「布」を積層させる事で形作られるベンチや椅子、「布」を垂らす事によって出来る間仕切り、
「和紙」を貼ることによって完成する壁のみで空間を構成し、古来より伝わる材料と製法によって
「現代の茶室」を設計する事を試みた。
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