nana's green tea イクスピアリ店

●設計事例の所在地: 
東京
●面積(坪): 
64.72坪
●建物の種類(大分類): 
商業施設
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

カフェ インテリア

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

「色彩」
株式会社七葉は「抹茶」という切り口から、「新しい日本のカタチ」を世界に発信している会社である。
良質の抹茶を、抹茶ラテなど現代的にアレンジしたメニューで提供している。
そして、その店内に求められる空間は「和風」ではなく「現代の茶室」である。
それは、オーナーの言葉を借りれば"日本に昔からある茶文化を現代的な解釈で楽しめる店"を
つくりたいという思いの表れである。
イクスピアリの1F(ザ・コートヤードゾーン)は、かつて、機織職人がバティックを取引していた
商品取引所(ホール)が、今は世界中の食品と知識を売るワールドマーケットになっているという
時代設定である。
そこで、nana's green teaイクスピアリ店では、「布」と「減法混色」の原理を使う事によって
「色彩」を表現する事を試みた。

「減法混色」ーーー減法混色とは、混ぜて得られらた色の明るさがもとの色より暗くなる混色。
絵の具を混ぜ合わせたり、色ガラスを重ねるともとの色の平均明度よりも暗くなる。
重なった部分は、光がたくさん遮られるため、重ねれば重ねるほど混色によって得られる色は
暗くなっていく。
"色料の三原色"である赤紫(M)・緑みの青(C)・黄(Y)を同じ分量で混ぜ合わせると黒(暗灰色)
になる。
実際には、様々な色のレースを天井から吊り下げる事によって、見る角度によってはレースが重なり
「わびさび」の境地である「色彩感を否定したような枯淡な趣き」の「色彩」に見え、また、
ある角度からはレースそのものの「色鮮やか」な「色彩」に見え、イクスピアリに相応しい夢のある
空間(色彩感のある空間)を表現できる空間とした。

その他の画像: 

設計者

匿名ユーザー (未認証ユーザー)
ユーザー 匿名ユーザー の写真