余山別荘地プロジェクト
![](https://kaiin.kentikusi.jp/sites/default/files/styles/w700/public/pers7000-80002cut-1000.jpg?itok=XdHa_33F)
施主は香港デベロッパーの天安グループ
上海市郊外の余山に48340㎡62区画の別荘地開発を行う
第1期は同規模のものを余山の隣接する土地で先行完成しており、私が担当する今回のプロジェクトは第2期になる。
これはDタイプのデザインである。
プライベートコート内は屋外のリビングとして、性格の異なるテラスを敷地内に散りばめ、静なる庭、水の庭、動の庭などのその日の気分により使い分けの出来る屋外空間を作り出している。
第1期の建築デザイナーが5年前に計画をスタートさせ、モデルルームを完成させた時点で天安グループのオーナーがそれを観て、気に入らず、デザイナーを交代させることになった。その後良いデザイナーに出会わず、第2期は放置されたままの状態だったが、昨年デザイナー選出のコンペを行い、弊社がそのコンペを制し、デザイナーとして選出された。
上海の別荘地は日本でいうと高級郊外型住宅地のようなもので、セキュリティを重視し、留守中の防犯対策がキーポイントとなる。
その解決策として、プライバシーコートを配し、屋外のリビングテラス、パーティスペース、プール等を各住戸敷地内に計画し、計画段階から既にセレブの方々に好評を得ているとのことである。
建物単体だけでデザインされていた他のチームに対し、デザインのクオリティの高さ以外でも、高級別荘を求めるユーザー層の要求にきめ細かく配慮した全体計画に高い評価を頂いている。
完成前から評判を呼んでおり、この62区画の別荘地の次には隣接地で更に第3期が同規模で計画されており、このデザイナーとしても任されることになっている。
![](https://kaiin.kentikusi.jp/sites/default/files/styles/w700/public/2_25.jpg?itok=rwgFEUBD)
これはAタイプのデザインである。
![](https://kaiin.kentikusi.jp/sites/default/files/styles/w700/public/4_18.jpg?itok=ryerHf3v)
辺に面するAタイプは水辺を望むブリッジがプライベートコートを囲いながら境界を創り出し、一方で自然の水辺空間に対する眺望を確保している。