小さな庭を囲むいえ-両面採光と防音室の家
19坪の土地に確保した庭。この家の象徴的な場所になっています。
(この住宅は内覧可能です。詳しくはアルキテク設計室までお問い合わせください)
都内住宅密集地の19坪の土地に建つ小さな住宅。ご夫婦と子供2人の4人暮らし。密集地だからこそ積極的に庭を確保することで、小さな家でも四季の移り変わりを感じながら過ごせるようにしました。この庭を中心に各部屋の配置や構成を考え、暮らしの中のいろいろな場面でこの庭と関わりあえるようにしています。庭は北東の角に配置したので、各部屋は南北両面に大きな窓やバルコニーを確保することができ、陽の光が明るくてさわやかな風が通る心地よい空間ができました。小さいけれど家族にとって大切な庭となりました。
「アルキテクさんと6か月にわたって打ち合わせをしながら練っていったプランは家族4人の色々な思いがこもったものとなりました。洗たく大好きの妻はピアノ教師なので広いバルコニーと防音室が必須。勉強大嫌いの小学6年の長男には集中できる環境を、幼稚園の年少組の長女には初めての自分の部屋、といった細かなオーダーを制約の多い都心の狭小住宅にも関わらず、色々な工夫でかなえてもらいました(夫は屋根裏収納でくつろいでいます)。先日の都内の大雪では、子供たちは早速、自慢の小さなお庭で雪遊び。ささやかながらも幸福感に溢れた空間をありがとうございました。」
2014年3月
南側道路側の外観。リビングと同様に壁や天井が木板で仕上げられた大きなバルコニーが特徴的です。
2階リビングの様子。南側だけでなく庭に面した北側バルコニーもあるため、光や風が通り四季を感じられる空間になっています。
庭に面した1階のピアノ室。道路に面していない1階の部屋ですが、庭があるため明るい部屋になっています。また、防音性能(65db対外部)を確保しており夜でもピアノの演奏が可能です。庭を眺めながら演奏できます。