八代の家

●設計事例の所在地: 
八代市
●面積(坪): 
40坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

西側の外観は、夏の西日対策として開口の大きさを最小限に抑え、又せり出した外壁により空気層が増し断熱効果を向上させています。 また夏の西日を避け西の快適な海風を取り入れる為、オープンコートが引き込み口となり、内部全体に心地よい風が吹き抜けます。オープンコートは縁側的役割で、親しい人達と気楽に集う場であり第二の玄関でもあります。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

「生活観を表に出ないようなシンプルで光と風を感じられる明るい空間がほしい。」「リビングは生活の中心であるためプライベートは確保しながらもゆったりとした開放的な空間が欲しい。」

依頼者があなたに依頼した決め手: 

数回の打ち合わせの中、「親身に相談に乗ってもらい根気よく、親切、丁寧な打ち合わせであることより、今後付き合うことができる」と判断されたため

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地は北南東2階建住宅に囲まれ、また西は袋小路の突当りの道路があることから、条件が良いとはいい難い土地であります。そんな条件からお施主様の一番の希望は、開放的で光と風を感じられる明るい空間がほしいとのことでした。「光・風・広がり」を持つ内部空間を充実するために、オープンコート・プライベートコート・庭などの位置・ボリュームを先に考えこの土地のデメリットを再構築することからスタートしました。

依頼者の声: 

真夏にお伺いしたときのお話で「日照は、プライベートコートを軸に太陽光が日時計のように室内を動き、一日中明るいです。また風も少し強いくらいよく流れて、ついつい昼間寝入ってしまいます。」とのことでした。

その他の画像: 

LDKは、5Mの天井高とオープンコートとプライベートコートに挟まれており、内外一体の開放的な空間となっています。

リビングよりプライベートコート・和室を望む。コートを囲んだ各スペースは、隣家とのプライベートを完全に確保された内外一体のすまい空間です。

リビングよりダイニングキッチン・吹き抜けを望む。タテヨコに広がる空間です。

キッチンから廊下、リビングダイニング、プライベートコートを望む。キッチンは、住まい全体を意識できる位置にあります。

この家の階段は手前のストリップ階段と廊下の先に見える箱階段があり、上下階が回遊できるよう配置されています。

2Fフリールーム。第二のリビングであり大開口から隣家の狭間を抜け田園風景を望む。

2階フリールームから内外一体の住空間を望む。大開口は隣家のどうしの狭間に合わせて設置しています。その先には田園風景、桜並木、山並みが眺望できます。

和室からプライベートコート、リビング、オープンコートを望む。この建物全体の奥行を認識できる場所です。奥行の深さを自然に感じるため、植栽等で視線を誘導しています。

正面の庭は、光を取り入れ風の抜けのスペースです。また玄関、浴室、便所に面し、広がりに貢献しています。

8帖程度あるルーフテラスは、クリア屋根を設置しています。

設計者

ユーザー 岩瀬隆広建築設計 岩瀬隆広 の写真
オフライン
Last seen: 2ヶ月 3週 前
登録日: 2012-07-24 10:22