傾斜地に建つ家
敷地の面積の約半分が傾斜地の家である。でも、この西側の傾斜地より見える景観は抜群なので、あえてこの土地を建築主と設計者は一緒に選択した。
同じ開発地域内で土地が5~6件残っていた中で、どの敷地にするか依頼者は悩んでいた。設計者と一緒に土地を見に行き、傾斜地であるが、面積が広く、景観に優れたここを選んだ。
依頼者の親友の家が建設中であり私が設計者であった。その親友からの推薦もあり、建設中の家でも依頼者に会い
ざっくばらんにお話ができたことだと思う。
今まで住んでいた家は、依頼者が自営していた工場の2階にあったため、階段の傾斜が急であったり、敷地の周辺環境が思わしくなかった。新しい家は、バリアフリーであり、セカンドハウスのような雰囲気をつくった。猫と犬のために床暖房を設置したタイル張りのダイニングキッチン、サンルーム。リビングから続く大きなウッドデッキなど。
御主人、奥様から「ほぼ満点です。でも設計者から提案のあったウッドデッキ側にあえて設けた浴室の窓を開けて、外の景色をゆったり味わいながらお風呂に入ってほしい、と言われましたが、まだ仕事が忙しくてそれは出来ていません。」とのことです。
昨年依頼者から連絡があり、「車庫の上の趣味の部屋を大きな空間にしてほしい。」との要望があり現在設計中です。(新築から約11年経過しています)
手前から、車庫、玄関、居住空間へと続く。屋根は石州(島根県)瓦葺き。
道路からアプローチ、玄関を見る。
アプローチ、玄関を見る。奥様がお手入れした草花が一杯です。
奥様自慢のキッチンです。美しく手入れしているため、ここでは焼き肉は駄目らしいです。焼き肉はウッドデッキで
行います。
リビングから、和室とウッドデッキを見る。
広いウッドデッキ。夏には毎年目の前で花火大会がありお楽しみでしたが、数年目から中止になった(残念)
2階から階段を見る。外壁に面していないため窓が取れないので、トップライトを設けた。十分明るい。