木もれ日yulala
LDK 床=杉板張り蜜蝋ワックス 腰壁=杉板張り 壁=珪藻土塗り 天井=屋根下地、小屋組み見出し
天井は無く、小屋組みをそのまま表しとしました。そのおかげで平屋だけれど大きな吹き抜け空間が現れています。
ハイサイドライトを設けて、光を取り入れ、空気の循環をはかっています。
自然素材をたくさん使うことで室内空気の湿度の調整ができ、四季を通じて快適な室内環境になります。
「夫婦で住む、可愛くて明るい小さな家を建てて欲しい」
ご実家の離れという形で計画をするため、大きな家は必要がないということで、小さく可愛らしくまとめて欲しいということでした。さらに家中が明るい家にして欲しいということもお伺いしました。
「快適に住めるように然素材をたくさん使った家が良い」
裸足で住める家がご希望で、心身ともに疲れを癒すため自然素材を使って欲しいということでした。
契約の前に依頼者ご夫妻と簡単なプランを元に沢山お話をさせていただきました。そのことで依頼者が何をご希望されているのかを確認でき、私の設計に取り組む姿勢をご理解いただけたようです。
さらに計画図だけでなく1/100、1/50の模型、透視図などで説明を繰り返し、私が提示させていただいてプランを気に入っていただいたようです。
「夫婦で住む明るくて小さな家を建てて欲しい」というのが一番のご希望でした。広い(16帖)のリビングを中心に生活する平面計画にし、寝室、予備室、水回り、収納をコンパクトに配置しました。全体の天井をやめて、小屋組みをそのまま表すことで、平屋だけれど大きな吹き抜け空間を作ることができました。そこにハイサイドライトを設置して採光と、痛風を確保しています。
「自然素材をたくさん使った家が良い」という条件もいただきました。地元産小国杉を構造材や仕上げ材に使い、壁も木以外の部分は珪藻土塗りとしています。室内空気の湿度調整がきっちり行われ、四季を通じて快適な室内環境を確保できました。外壁も杉板張り+漆喰塗りとしました。
完成直前親戚の方から、依頼者が「センスよく設計してもらってありがたい。」と言っていたということをお聞きしました。
引渡し後、奥さまから「素敵な家を作ってくれて本当に感謝しています。」と私と施工者にお礼をいただきました。
何よりのお言葉だと嬉しく受け止めました。
南側外観 斜面下からの撮影
外壁は杉板+漆喰塗り、屋根はガルバリューム鋼板縦はぜ葺き
寝室 LDK出入り口方向を移す
間仕切り壁の上部はガラスの欄間にして、南からの採光を確保しています。また、欄間の一部を開閉できるようにして通気をはかっています。
玄関吹抜け
左側のスリガラスの奥は洗面・脱衣室及びトイレです。