茅ヶ崎東海岸北の家~中庭で繋がる2世帯住宅

●設計事例の所在地: 
神奈川県茅ヶ崎市東海岸北
●面積(坪): 
199.58㎡(60.3坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

中庭で緩やかにつながる2世帯住宅です。
大きな中庭を中心にプランニングした二世帯住宅です。中庭にある丈夫な手摺はフトンを干せるようにしています。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

今回の計画は自然や文化をいかに建物の中に点在させるか、さらにどのようにしてその流れをつくり、そして‘つながり’を作るかが大きな課題でした。
さらに建主の要望は防犯に優れ、また堅牢な住宅を作ることでした。
インテリアについては、親世帯はシックでモダンなイメージ、子世帯はシンプルでナチュラルなものを希望されました。お子さんのアレルギー対策も求められました。

依頼者があなたに依頼した決め手: 

2世帯住宅の設計の経験が多いところが気に入ってくださり、ご依頼いただきました。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

敷地は茅ヶ崎駅から海岸に向かう雄三通りにあります。
この家の中心は中庭です。母屋の庭からソテツ、サルスベリ、白木蓮を移植し、ウッドデッキで二世帯をつないでいます。窓の高さや大きさをそれぞれに工夫して、緑、空、風といった自然が身近に感じられます。また中庭を介して、世帯同士の微妙な距離感を上手く解決することもできました。防犯とプライバシーを守るために、建物の配置はコートヤードをぐるりと囲む形。
外周に面する窓は、通風や採光のための最低限の大きさに絞り、防犯に配慮しました。機能とデザインを調和させ、人と人、さらには人と自然、人と社会。いろいろなつながりを大切にしました。
子供室と祖父母のリビングは、コートヤードを介して面しています。こどもでつながると楽しくなります。さらに子供室の中庭に面した窓を大きく開き、‘おひさま’という一番のアレルギー対策を見方につけました。
建物のいたるところから中庭が望め、家族の気配や人の動きをみることができ、楽しい住まいとなりました。

依頼者の声: 

「ご無沙汰しております。お元気ですか。
先日のお月様は美しかったですね。
茅ケ崎での暮らしも落ち着いてきて、こなす生活から味わう生活に変わってきました。
そしてこの家の素晴らしさを再発見しました。
我が家でしたかったこと。理想とした時間が流れています。
素晴らしい設計を本当に本当にありがとうございました。」

その他の画像: 

玄関側の外観

既存の大きな木を残すように建物を配置しました。

親世帯の玄関はスロープでバリアフリーとしています。奥のサーフボードが立てかけてある格子ごしに中庭の植栽が見えます。

玄関ポーチ

緑あふれる中庭

布団干しを兼ねた木製の手摺

親世帯のリビング

子世帯のリビング

丸窓のある共用の和室

琉球畳の共用の和室

設計者

ユーザー 多田建築設計事務所 多田博 の写真
オフライン
Last seen: 6時間 40分 前
登録日: 2012-07-24 10:26