上大岡の長屋(二世帯住宅・擁壁)
●設計事例の所在地:
横浜市磯子区
●面積(坪):
69.39坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
線路沿いにある高低差の激しい住宅地に計画した完全分離型の二世帯住宅。
建築基準法上の用途は長屋となる。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
東側と西側の2方向に接道があるため、ある程度の距離感の確保と将来の賃貸スペースへの転用なども考えて、アプローチから別にした完全分離型の二世帯住宅を提案。勝手口を兼ねた通用口によってお互いの行き来をしやすくもしてある。
1階は親世帯。レベル差を少なくし、LDKとつながる庭と廊下を兼ねたギャラリーを持つ。2階はわんぱく盛りの子どもがいる子世帯。庭代わりの広いデッキを持ち、高台のメリットを活かした眺望を得る。
2階デッキには階下にある親世帯リビングに光を落とすトップライトを設けた。これは夜になると、逆に1階の親世帯リビングのあかりがもれて、2階デッキのガーデンライトとなる。このあかりが消えれば、就寝の合図。子ども達に「おじいちゃんもおばあちゃんも寝たから静かにしようね」と下階への配慮を促すことができる。
このように住み手側の「気づき」によって、木造ではどうしても不足しがちな重量音に対する防音性能を、ソフトウエア面で補うことができるようにと考えた。
その他の画像: